水道料金・下水道使用料等の改定のお知らせ(令和7年4月1日から)

2024.11.01

 今後も安心して上下水道をご利用いただくため、令和7年4月1日から、水道料金・簡易水道料金については平均15%、下水道使用料・集落排水処理施設使用料については平均12%の改定を行います。
 利用者の皆さまには大きなご負担をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願いいたします。

料金改定の背景

 上下水道事業は、お客さまからいただく料金で支えられており、これまで安定したサービスの提供を続けるため、経営戦略に基づいて老朽化した施設の更新や耐震化などの防災対策を着実に進めるとともに、投資の効率化や経費節減などの経営の効率化にも努めてまいりました。
 (別リンク:山口市水道事業経営戦略(山口市水道事業ビジョン)山口市下水道事業経営戦略

 しかし、近年、人口減少に伴う収入減や物価高騰などの影響による費用の増加により、厳しい経営状況下にあり、安定した事業運営が課題となっています。

課題①:料金収入の減少

 人口減少に伴い、料金収入が減少しています。

課題➁:費用の増加

 老朽化した水道管などの施設更新や耐震化等の防災対策に必要な工事費、物価高騰などの影響により、電気代や薬品費、委託料などの維持管理費が増加しています。

 このような状況下において、持続可能な事業運営を行うため、財政の健全化に向けた検討を行ってまいりました。令和5 年度の決算を踏まえた財政シミュレーションでは、今後赤字に転じる見通しとなったことから、令和7年4月1日から水道料金、下水道使用料などの料金の改定を行うことといたしました。
 (別リンク:財政の健全化に向けた検討を進めています。

新料金と旧料金の比較

水道料金(2か月分、税抜き)

※ご請求額は、上記の基本料金と従量料金の合計に消費税等を加えた金額です。
※公衆浴場及び臨時使用による料金については、改定はありません。

簡易水道料金(2か月分、税抜き)

※ご請求額は、上記の基本料金と超過料金の合計に消費税等を加えた金額です。
※臨時使用による料金については、改定はありません。

下水道使用料(2か月分、税抜き)

※ご請求額は、上記の基本料金と超過料金の合計に消費税等を加えた金額です。
※川西地区農業集落排水処理施設使用料及び地域下水道使用料(佐山ハビテーション)は、上記料金表と同様の改定です。

集落排水処理施設使用料(1か月分、税抜き)

※ご請求額は、基本料金と人数割料金の合計に消費税等を加えた金額です。

上下水道料金の改定時期(令和7年6月1日以降の検針分から)

水道料金・簡易水道料金・下水道使用料

 検針日に基づき2か月ごとに算定いたします。
 令和7年4月のご利用分から新料金の対象となりますが、4月及び5月検針は、3月31日以前の利用分が含まれるため、旧料金でのご請求となります。
 したがって、6月1日以降の検針から新料金を適用いたします。(偶数月の検針地域は6月検針分から、奇数月の検針地域は7月検針分から。)

集落排水処理施設使用料

 1か月ごとに算定いたします。令和7年4月のご利用分から新料金を適用いたします。

改定後の水道料金・下水道使用料の調べ方

検針表での確認方法

 検針時にお配りする「使用水量・料金のお知らせ」の
①メーター口径、②使用月、③使用水量と、下記の口径別料金早見表を比較していただくことで、109㎥までの上下水道料金を確認できます。

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

試算方法

 下記の上下水道料金自動計算シート(Excel)を開き、メーター口径や使用月の選択、使用水量の入力をしていただくことで、改定後の料金を確認することができます。

料金改定Q&A

Q1 料金改定しないと今後どうなるのか?
A1 近い将来、赤字に転じて、老朽施設の更新や施設の維持管理に支障をきたし、水道水の供給や汚水の処理ができなくなります。

Q2 これまで上下水道局ではどのような経営努力をしてきたのか。また、今後の取組みは?
A2 老朽化した水道管等の施設更新は法定耐用年数によらず、実績を基にした独自の更新基準により実施するとともに、全ての施設を更新基準で一律更新せず、重要度に応じて時間経過で更新するものと状態に応じて更新するものに区分し、投資の効率化に努めています。
 また、浄水場や浄化センターなどの施設管理や水道メーターの検針、窓口業務を民間事業者へ委託し、民間活力の利用を進めるとともに、山口浄化センターでは、汚泥処理の工程で発生する消化ガスを発電用に売却するなど、新たな収益の確保に努めてまいりました。
 今後は電気代の削減に向け、小郡浄化センターでの消化ガス発電の具体化を進めていきます。

Q3 今回料金を改定したことで、今後の改定は無いのか?
A3 水道料金や下水道使用料は4年毎に料金の水準について検討を行っています。今後も定期的に、人口減少の推移や、物価や金利動向などの経済情勢を踏まえ、料金改定の必要性を判断していきます。

Q4 物価高騰で大変な時期なのに、なぜ今値上げするのか?
A4 上下水道事業におきましても、物価高騰などにより事業運営が大変厳しい状況となっています。料金改定は、水道水の供給や汚水処理の継続など水道・下水道サービスを安心・安全にお使いいただくために必要となるものですので、利用者の皆さまには大きなご負担をおかけすることとなりますが、ご理解を賜りたいと存じます。

このページに関するお問い合わせ先

経営に関するお問い合わせ

上下水道総務課 経営財務担当
〒753-0043 山口市宮島町7番1号
TEL:083-933-6675/ FAX:083-932-0810

水道料金、下水道使用料等に関するお問い合わせ

業務課 料金管理担当
〒753-0043 山口市宮島町7番1号
TEL:083-933-6667 / FAX:083-932-0584

阿東地域の水道料金に関するお問い合わせ

阿東簡易水道事務所
〒759-1512 山口市阿東徳佐中3417番地2 阿東総合支所1階
TEL:083-956-0981 / FAX:083-956-0155